からゆきさんを歌った唄としては、これがよく知られています。島原や天草地方にもともと歌われていたものに、宮崎康平が手を入れて今の形にしたといわれています。
 ここでは1番から4番まで聞くことができます。
 芹洋子が歌っています。
(1)番 「鬼の池の久助どん」が顔をのぞかせます。娘たちを買ったりさらったりする女衒(ぜげん)です。
鬼池は天草にある、島原への玄関港です。
(2)番 「あばら家」だから「さつまいものご飯」や「栗ご飯」。その色から「黄金」色のご飯だよ、というのです。嫁さんの真っ赤な口紅も、唐帰りの人がくれたのでしょうか。
(3)番
「姉さん」は「どこへ行ったろうか」、「バッタンフール」(外国の汽船会社の名)に乗せられて「唐」へ、「唐」は「どこ」、「海のはて」だというのです。「泣く者」は「がね(カニ)」がかむと。
(4)番 からゆき奉公から戻ってきた「あの人たち」は、「2つも金の指輪」を「はめていなさる」、「金」は「どこの金」、「唐の金」じゃそうな
(5)番 「山の家」にわざと火をつけて火事を起こし、警察などの目をそちらに釘付けにしておいて、「サイパン船」で沖の大型船に連れていかれ、「姉さん」は「船の底」で「にぎり飯」にかぶりついている――密航の様子です。
(6)番 特に説明はいらないでしょう。


(1)
おどみゃ島原の
おどみゃ島原の
なしの木育ちよ
何のなしやら 何のなしやら
色気なしばよ ショウカイナ
はよ寝ろ 泣かんで オロロンバイ
の池ん久助どんの 連れんこらるばい

(2)
帰りにゃ寄っちょくれんか
帰りにゃ寄っちょくれんか
あばら家じゃけんど
芋飯や ん飯 芋飯や ん飯
飯ばよ ショウカイナ
嫁ごんがくれた
つけたら あったかろ

(3)
姉しゃんないたろかい
姉しゃんないたろかい
青煙突のバッタンフール
唐は 唐は
海のばよ ショウカイナ
泣く者ながねかむ オロロンバイ
あめ型買うて引っ張らしょ

(4)


はめちょらす
金なん金 金なん金
金げなばよ ショウカイナ
オロロン オロロン オロロンバイ
オロロン オロロン オロロンバイ

(5)
山んはかん火事げなばい
山んはかん火事げなばい
サンパン船な与論人
姉しゃんなにぎん飯で 姉しゃんなにぎん飯で
船ん底ばよ ショウカイナ
はよ寝ろ 泣かんで オロロンバイ
オロロン オロロン オロロンバイ

(6)
沖の 
沖の
燃えては消える
祭りの 祭りの
笛や太鼓も鳴りやんだ
オロロン オロロン オロロンバイ
オロロン オロロン オロロンバイ

(歌詞は、同じようで微妙にちがう幾通りもの種類があるようだが、ここでは口之津町の歴史民族資料館にある歌詞にしました。)

なお、「からゆきさんの唄」として2曲入れてみましたので、こちらも聞いてみてください。


この曲もからゆきさんの様子を歌ったものです。歌うのは一寸法師。

昭和12年の映画『からゆきさん』の主題歌です。時雨音羽の作詞で、林伊佐緒が歌っています。

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